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「放射線って?」一冊の本を読んで考えたこと

  • 2月25日
  • 読了時間: 7分

⚠️ はじめにお読みください

この記事は、スタッフが個人的に読んだ本の内容を紹介・感想としてまとめたものです。当サロンの公式見解や医学的な推奨ではありません。また、放射線に関する科学的見解は専門家の間でも議論が続いており、本記事はあくまで「こういう考え方もある」という読書記録としてお楽しみください。健康に関するご判断は、必ず医師や専門家にご相談ください。



こんにちは、美健家スタッフです🌿

先日、陶板浴の施術中に常連のお客様から「放射線って怖いよね」というお話になりました。当店の陶板浴プレートには遠赤外線を放射する性質がありますし、「放射線」という言葉は日常の温活の中でも何かと気になるテーマです。

そのことがきっかけで、大阪大学名誉教授・中村仁信先生と大阪府立大学名誉教授・清水教永先生が著された『放射線の真実』という本を手に取りました。今回はその内容をご紹介しつつ、私たちの温活とどんなつながりがあるかを考えてみたいと思います。

繰り返しになりますが、これはあくまで一冊の本を読んだスタッフの個人的な感想と学びです。放射線に関する科学的な話題は専門的で複雑ですので、ぜひご自身でも調べてみてください。



📖 そもそも、どんな本なの?


著者の中村仁信先生は、1972年から放射線医として働き始め、自身も長年にわたり放射線を浴び続けてきた方です。

本書のタイトルにある「真実」というのは、「放射線は怖いものだ」という一般的なイメージに対して、「科学的なデータを正直に見ると、実は違う側面もある」ということを伝えたいという思いから来ているようです。


2011年の福島原発事故以降、「放射線は危険」という意識が強まりましたが、先生はその情報の受け取り方について、長年の研究と臨床経験から疑問を持ち続けてきたと書かれています。


本書の著者について

中村仁信先生(大阪大学名誉教授)は放射線科医・がんの血管内治療の専門家。清水教永先生(大阪府立大学名誉教授)は免疫学・ホルミシス研究の専門家です。いずれも長年にわたり放射線と健康の関係を研究されてきた方々です。

🌍 「放射線のない場所は地球上にない」という話


本書を読んで最初に驚いたのが、「放射線は宇宙からも地面からも毎日降り注いでいる」という事実です。46億年前に地球が誕生したときから放射線は存在していて、私たちの体そのものも、カリウム40という放射性物質を常に体内に持っているのだそうです。


日本での年間の自然放射線量は平均約1.5ミリシーベルト、世界平均は2.4ミリシーベルト。ブラジルのガラバリ市という高自然放射線地域では年間10ミリシーベルトにもなるのに、その地域でがんが特別多いというデータはないと書かれています。


「放射線は危険だと騒がれ始め、放射線に関する正しい知識を伝えなければならない」と感じた、と先生は書いています。私が1972年から放射線を浴び続けてきたのに、今まで何の異常もないことを伝えたかった、と。— 中村仁信先生の言葉(本書より)


🔬 「ホルミシス」という考え方

この本で注目すべきは当店でも一目を置いている「ホルミシス(Hormesis)」という考え方です。


ホルミシスとは、「少ない量では体に良い効果をもたらし、多すぎると有害になる」という生物学的な現象のこと。先生は漢方薬を例に出していて、トリカブトの毒(アコニチン)も微量であれば強心・鎮痛・消炎の効果があることを紹介しています。

放射線にも同じことが当てはまる可能性があるという考え方が、本書のテーマの一つです。低線量の放射線が免疫機能を活性化し、DNAの修復機能を高めるというデータが複数紹介されていました。

ホルミシスと温活のつながり?

本書を読んで私が思ったのは、温活にも似た考え方があるな、ということです。たとえばサウナも、適切な温度・時間であれば血行促進・疲労回復に役立つとされますが、長時間・高温すぎると体に負担がかかります。「適度な刺激が体を鍛える」という視点は、温活全般に通じるものがあると感じました。


※ これはあくまでスタッフの個人的な感想です。


☢️ 「LNT仮説」って何?


本書では、現在の放射線防護の世界標準となっている「LNT仮説(しきい値なし直線仮説)」への疑問も丁寧に説明されています。


LNT仮説とは、「どんなに微量でも放射線は危険であり、線量に比例してリスクが増える」という考え方。これが現在の国際放射線防護委員会(ICRP)が採用している立場だそうです。


一方で著者は、1990年に発表された原爆被ばく者データ(Shimizu, Kato and Schull)を紹介しています。


それによると、白血病の死亡リスクは100〜190ミリシーベルトの範囲では非被ばく群と統計的に差がなく、60〜90ミリシーベルトではむしろリスクが低いという結果だったとのこと。先生はこれをホルミシス効果の可能性として解説しています。


※ この解釈については放射線医学の専門家の間でも意見が分かれており、決着がついた話ではありません。本書の著者の立場は「ホルミシス派」と呼ばれる少数意見の側です。主流の医学的見解とは異なる部分がありますので、ご留意ください。



🏔️ 温泉と放射線の関係


本書には、温泉と放射線の関係についても興味深い記述がありました。


ラドン温泉(ラジウム温泉)は、放射性物質のラドンを含む温泉として古来から療養に用いられてきました。本書では、スウェーデン北西部8郡の住民13万人を対象にした調査で、ラドンによる被ばく量が多いほど肺がんが少ないという結果が得られたという研究も紹介されています。


著者はこれをホルミシス効果の一例として紹介していますが、一方でこうした研究はまだ議論が続いており、確定的な結論ではないとも書かれていました。




💬 これを読んで、私が感じたこと

正直なところ、この本はかなり専門的で、すべてを理解できたわけではありません。 放射線医学は複雑で、本書で紹介されているホルミシスという考え方は現在でも主流ではなく、科学的な議論が続いているテーマです。


ただ、読んで強く感じたのは、「怖い」という感情だけで判断するのではなく、情報を調べて考えることの大切さでした。特に健康にまつわる話は、一方的な情報を鵜呑みにせず、複数の視点から考えることが大切だと改めて思いました。


温活においても同じだと思います。「温めれば万事OK」ではなく、自分の体の状態に合わせた、無理のないケアが大切。美健家がずっと大切にしてきた「無理をしない温活」という考え方は、こういう視点とも共鳴するものがあるような気がしています。



「体に有害な量」と「問題のない量」、そしてもしかしたら「体にいい量」があるかもしれない。怖いからといってゼロにするのが必ずしも正解ではなく、適切な量を正しく理解することが大切なのかもしれない。— 本書を読んだスタッフの個人的な感想


🌿 当店の陶板浴と遠赤外線について


さて、少し美健家のお話もさせてください。


当店の陶板浴で使用しているバドガスタインプレートとテラヘルツプレートは、温められることで遠赤外線を放射する特性があります。遠赤外線は光子線の一種で、体の芯まで熱が届きやすいのが特徴です。


「遠赤外線=放射線?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、遠赤外線は電磁波の一種で、私たちが日常的に感じる「じんわりした温もり」を生み出す波長です。炭火やこたつの温かさも遠赤外線の働きによるもので、人体に害のあるX線や核放射線とはまったく種類が異なります。


今回ご紹介した本の内容とは直接的な関係はありませんが、「放射線」という言葉に対して正しい知識を持っていただくことで、より安心して陶板浴を楽しんでいただければと思いご紹介しました。


当店の温活について、気になる方はお気軽に


「陶板浴って体にどんな影響があるの?」「どんな人に向いているの?」など、温活に関するご質問はスタッフにお気軽にどうぞ。冷えやすい・疲れが抜けにくい・強い刺激が苦手な方のための、無理をしない温活をご提案しています。



今回ご紹介した『放射線の真実』は、一般の方にも読みやすく書かれた本です。福島以降の日本で「放射線」という言葉に漠然とした不安を感じている方、あるいは免疫・温活・健康に関心のある方にとって、新しい視点を与えてくれる一冊だと感じました。


ただ繰り返しになりますが、本書の内容は専門家の間でも議論が続いているテーマを含んでいます。あくまで「こういう考え方もある」という読書のご参考としていただき、健康に関するご判断は必ず専門家にご相談ください。


最後まで読んでいただきありがとうございました。またサロンでお会いできることを楽しみにしています🌿


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陶板浴サロン 美健家


住所:山梨県甲府市城東3丁目-7-5


営業時間:10:00-19:00


定休日:毎週水曜日(営業カレンダーによる)


TEL:055-228-3757


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