陶板浴とは、40〜45℃の低温に保った陶板の上にタオルを敷いて横になり、体を芯からゆっくり温める温浴です。室内は適度に加湿していて息苦しさがないため、サウナが苦手な方でも45分を横になったまま過ごせます。仕組み、他の温浴との違い、入り方、注意点、料金の目安まで順に説明します。

陶板浴とは、40〜45℃の陶板の上に横になる低温の温浴です
陶板浴は、床に敷き詰めた陶板を温め、その上にタオルを敷いて横になる温浴です。室温は40〜45℃で、80〜100℃のサウナと比べると半分以下の温度です。高温で一気に汗をかくのではなく、時間をかけて体の内側から温めます。横になったまま過ごすため、体力に自信のない方でも続けやすい温め方です。
温まる仕組みは単純です。温めた陶板に体を密着させることで、接している面から熱が伝わります。あわせて室内の空気も温かいため、背中側と表側の両方から温まります。途中でうつ伏せと仰向けを入れ替えるのは、この接触面を変えるためです。
もう一つの特徴は空気です。高温多湿のサウナと違い、室内は適度に加湿した穏やかな空気なので、呼吸が楽です。息苦しさが少ないので、45分という時間を横になったまま過ごせます。汗は後半からじわじわと出てきます。
低温で温まる理由は時間にあります。サウナは数分で体の表面を一気に熱しますが、陶板浴は45分かけて内側までじわじわ温めます。終わったあとも温かさが続くと感じる方が多いのはこのためです。体力に自信のない方や高齢の方でも、無理なく過ごせる温度です。
陶板の素材は施設によって異なります。私たち美健家では、テラエクセレントストーンとバドエクセレントストーンの2種類の陶板を使っています。素材の違いは、この記事の後半で説明します。
陶板浴とサウナ・岩盤浴・よもぎ蒸しの違いは温度・姿勢・温まり方です
4つの温浴の違いを表にまとめます。温度が高いほど短時間で汗が出て、体への負担も大きくなります。陶板浴は4つの中で最も低温で、横になって長く過ごす方式です。
| 種類 | 温度 | 湿度・環境 | 姿勢 | 体への負担感 |
|---|---|---|---|---|
| サウナ | 80〜100℃ | 高温多湿 | 座る | 大きい(心臓への負担) |
| 岩盤浴 | 50〜60℃ | 遠赤外線で温める | 横になる | 中程度 |
| よもぎ蒸し | 蒸気で温める | 湿度が高い | 穴の開いた椅子に座る | 下半身中心 |
| 陶板浴 | 40〜45℃ | 適度に加湿した穏やかな空気 | 横になる | 小さい |
サウナは80〜100℃の高温で、数分で大量の汗が出ます。その分、心臓への負担が大きく、苦手な方も多い温浴です。詳しい比較は陶板浴とサウナの違いで説明しています。
岩盤浴は50〜60℃の石の上に横になり、遠赤外線で温める方式です。陶板浴と姿勢は同じですが、温度は10℃以上高くなります。陶板浴と岩盤浴の違いでは、湿度や汗の出方の差を比べています。
よもぎ蒸しは、よもぎを煎じた蒸気を下半身から浴びる方式です。穴の開いた椅子に座り、マントをかぶって蒸気を体にあてます。全身を温める陶板浴とは、温める範囲が異なります。陶板浴とよもぎ蒸しの違いにまとめました。
陶板浴は、サウナのように刺激で整えるものではなく、静かに温めて休めるものです。汗はサウナより穏やかに出ます。終わったあとにぐったりしにくく、温かさが長く続くと感じる方が多いです。
陶板浴の効果として期待されていること
陶板浴に期待されているのは、体を温めることで血の巡りを保ち、リラックスした状態をつくることです。美健家に来店される方の相談で多いのは、冷え、疲れが抜けない、サウナが苦手、運動後の回復、睡眠の5つです。
お客様の声としては「体が軽くなった」「眠りが深くなった」という感想をいただくことがあります。線維筋痛症やリウマチの痛みで通われている方もいますが、これも本人の感想としてお聞きしている内容です。感じ方には個人差があります。
期待されていることの詳細は陶板浴の効果として期待されていることで整理しています。
陶板浴の入り方は、うつ伏せ10分から仰向けに変えて初回45分です
入り方は、陶板の上にタオルを敷いて横になるだけです。最初はうつ伏せで10分、そのあと仰向けに変えます。初回は45分を目安にし、途中で水分補給をします。終了後はシャワーを浴び、化粧台とくつろぎスペース(1階・2階)で身支度をします。
持ち物は、リラックスウェア、敷タオル、小タオルの3点と、飲み物、着替えの下着です。美健家ではウェアとタオル3点を作務衣セットとしてレンタルしています。手ぶらで来て、飲み物だけ用意する方もいます。
入る時間帯に決まりはありません。日中に入っても、夜まで温かさが続くと感じる方が多いです。仕事帰りに寄る方、午前中に入って午後を軽く過ごす方、それぞれです。初回はスタッフが入り方を説明しますので、事前の知識は要りません。
食事の直後や飲酒後、体調の悪い日は避けてください。頻度は目的と体調によって変わり、決まった正解はありません。時間と頻度の考え方は陶板浴の入り方・時間・頻度にまとめています。
入浴前後の水分補給と、ご入浴をご遠慮いただく方
陶板浴は低温ですが、45分横になると汗が出ます。入る前と途中、終わったあとにコップ1杯ずつ水分を取ってください。体調が悪い日や寝不足の日は、無理に入らないことをすすめています。サウナのような熱さはないため、我慢する場面はほとんどありません。それでも、途中で気分が悪くなったら、無理をせず部屋を出てください。
妊娠中の方、心臓や血圧に持病のある方はご入浴できません。そのほかの持病で通院中の方は、必ず事前に医師に相談してください。陶板浴のあとに眠気やだるさが出る方もいます。一般に好転反応と呼ばれています。詳しくは陶板浴のあとのだるさで説明しています。
読んでから予約するかどうかを決めることをすすめます。
陶板浴の料金は、美健家では初回2,200円・45分3,700円(会員2,750円)です
陶板浴の料金は施設ごとに幅があり、時間制か1回制かでも変わります。美健家では、陶板浴45分が初回2,200円(作務衣セット無料・WEB予約ページのクーポン)、2回目以降は一般3,700円、会員2,750円です。2026年4月から、表示価格に別途消費税がかかります。
続けて通う方には、会員向けの回数券と、月額9,900円の温活放題プランがあります。支払いは券売機で入浴券を購入する方式で、現金とPayPayに対応しています。最新の料金は料金・メニューで確認してください。
他の温浴施設との比較や、回数券を選ぶ目安は陶板浴の料金相場に書きました。週に何回通うかで、1回あたりの単価は大きく変わります。
美健家の陶板浴の特徴は、こだわりの2つのストーンと顧問医師の監修です
美健家の陶板浴室では、2種類の陶板を使い分けています。一つはテラエクセレントストーンで、テラヘルツ波を放射するといわれる鉱石です。もう一つはバドエクセレントストーンで、ラジウム鉱石とも呼ばれ、微量の放射線を出します。微量の刺激が体によい方向に働くという考え方は、ホルミシスと呼ばれています。オーストリアのバドガシュタインでは、古くから療養に使われてきました。
こだわりの2つのストーンは次のとおりです。
- テラエクセレントストーン:テラヘルツ波を発生させるプレートです。熱を体の芯まで通し、温めます。
- バドエクセレントストーン:バドガシュタイン鉱石を超えるラジウム鉱石を使用した、低放射線を含んだ鉱石です。ホルミシス効果が期待できます。
壁はヒマラヤ岩塩。部屋は最大9名まで入れるので、友人や家族と一緒に利用できます。別に、1人用のベッド型のホルミシスラドンルームもあります。
顧問医師は、統合医療SDMクリニック院長の川嶋朗先生です。ホルミシス臨床研究会の代表理事を務めており、美健家の顧問として監修と指導を受けています。ホルミシスとはとテラヘルツ波とはで、それぞれの考え方を説明しています。
美健家で陶板浴を体験する場合は、完全予約制で当日予約もできます
美健家は山梨県甲府市城東3-7-5にあり、2024年1月に開店しました。営業時間は10:00〜19:00、水曜定休(営業カレンダーによる)です。完全予約制で、当日の予約もできます。店舗横に駐車場があります。
初めての方は、陶板浴45分(一般3,700円・会員2,750円)から始めることをすすめています。当日の流れと持ち物は初めての方へ、予約はお問い合わせ・予約から受け付けています。
陶板浴を知る:記事一覧
- 01陶板浴と岩盤浴の違い陶板浴と岩盤浴の違いは温度と温まり方、板の素材です。陶板浴は40〜45℃の穏やかな空気で、岩盤浴は50〜60℃の遠赤外線…
- 02陶板浴とサウナの違い陶板浴とサウナの違いは温度と目的です。サウナは80〜100℃で短時間に汗をかき、水風呂で「ととのう」爽快感を求めます。陶…
- 03陶板浴とよもぎ蒸しの違い陶板浴とよもぎ蒸しの違いは、温める範囲と姿勢です。陶板浴は40〜45℃の部屋に横になり全身を45分温めます。よもぎ蒸しは…
- 04陶板浴の効果として期待されていること陶板浴の効果として期待されているのは、40〜45℃の低温で体の芯からじんわり温まり、血行が促されることです。来店者に多い…
- 05陶板浴の入り方陶板浴の入り方は、陶板の上にタオルを敷いて横になるだけです。うつ伏せ10分のあと仰向けで、初回は45分。途中で水分補給を…
- 06陶板浴のあとの眠気やだるさ陶板浴のあとのだるさや眠気は、体温が上がったあとの自然な反応です。一般に「好転反応」と呼ばれています。多くは当日中におさ…
- 07陶板浴の料金相場陶板浴の料金は1回数千円の施設が多いです。美健家は45分で初回2,200円(作務衣セット無料)、一般3,700円・会員2…
- 08ホルミシスとはホルミシスとは、少量の刺激が体に良い方向に働くことがあるという考え方です。三朝温泉やバドガシュタインのラドン温泉が例に挙…
- 09テラヘルツ波とはテラヘルツ波とは、1秒に1兆回振動する電磁波で、光と電波の中間にあります。水と共鳴しやすいといわれ、美健家のテラエクセレ…
- 10陶板浴と医療の関係陶板浴は40〜45℃の低温で体の芯からじんわり温まる温浴です。治療中の方も、主治医に相談したうえで治療と並行して通われて…
よくある質問
この記事は一般的な情報と当店での体験をもとに書いています。効果の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医にご相談のうえご利用ください。
Related